教育費は「安さ」で選ぶな!研究者パパが考える本当のコスパ戦略

「教育のコスパ=安さ」ではありません。研究者であり2児の父である筆者が、子供の「将来の伸び幅」を最大化するための教育投資戦略と、あえてお金をかけないポイントを解説します。

「子供の教育費、できるだけ抑えたい…でも、将来の可能性を潰すようなケチり方はしたくない」 そう悩む親御さんは多いのではないでしょうか?

私も2児の父として、そして普段は研究者として、日々「教育とコストパフォーマンス」について考えています。 結論から言うと、私の考える「教育のコスパ」とは、単に支出を減らすことではありません。

「かけたお金以上に、子供が将来『稼げる力』や『幸福度』をどれだけ伸ばせるか」

これこそが、真の投資対効果(ROI)だと考えています。 今回は、我が家が実践している、教育費のメリハリ戦略と、お金よりも大切にしている「思考力の育て方」についてお話しします。

1. 研究者が定義する「教育のコスパ」とは?

巷で言われる「コスパの良い教育」というと、「格安の通信教材」や「無料の学習アプリ」の話になりがちですが、私の定義は少し違います。

「将来の伸び幅」への投資

子供はいずれ社会に出て、自分で稼いで生きていかなければなりません。 私が考える教育投資のゴールは、「教育費として投じた金額以上に、子供が将来稼げるお金の『伸び幅』を大きくすること」 です。

例えば、英語教育にお金をかけても、将来全く使わなければ「浪費」です。しかし、それがきっかけで海外の仕事を得て年収が倍になるなら、たとえ数百万円かかったとしても、それは「超ハイリターンな投資(コスパ良)」と言えます。

稼ぐ力だけではない「幸福のコスパ」

もちろん、お金だけではありません。

  • 自分の頭で考えて問題を解決できる力
  • 困った時に助け合える「いい友人」に出会える環境

これらを手に入れ、「最終的に幸せに暮らせるかどうか」。 この幸福度というリターンを最大化するために、戦略的にお金を使うことが、親としての私の役割だと考えています。

2. 「コスパが悪い」と判断してやめたこと

逆に、世間では良しとされていても、私の基準では「コスパが悪い(リターンが不明確)」と感じるものには投資しません。

例えば、いわゆる「昔ながらの習い事」の代表格であるピアノやバレエなどです。もちろん、プロを目指すなら別ですが、「教養としてなんとなく」やるには、時間もお金もかかりすぎます。また、海外の文化で大成功するには海外に行くしかないようなものは、それなりに財産や人脈などもないと厳しいのではないかと思っています。平凡な家庭である我が家は、現代の日本社会で生きていく上で、必須スキルとは言い難いものには、我が家はリソースを割かない選択をしました。

その分、浮いたお金と時間は、次の章でお話しする「確実なスキル」や「体験」に全振りしています。

3. 我が家が「投資」している3つの柱

では、具体的に何にお金をかけているのか。我が家の「高コスパ教育」の3本柱をご紹介します。

①英語(プリスクール)への集中投資

子供達には、英語のプリスクールに通わせました。安くはありませんが、これは明確なリターンを狙った投資です。今後の日本がどうなっていくかわかりませんが、人口減少は目に見えて加速しており、海外に出稼ぎに行く。。なんてことも選択肢から捨てられない状況だと心配しています。その時に、少しでもまともな職につくための保険として語学は非常に高コスパな学習だと思います。(東大など国公立大も英語能力を入試で評価上がってきている印象もあります)

  • 成果: 5歳ですでに英語を抵抗なく話し、Oxford Reading Treeのレベル4を読んでいます。
  • 副産物: インターでの学習は、単なる語学力だけでなく、海外の文化や科学など「世界水準のカリキュラム」に触れることで、視野が圧倒的に広がりました。発表会で「見て見て!」と生き生きしている姿を見ると、金額以上の価値を感じます。

②AIネイティブ教育(0円〜)

これからの時代、AIを使えないのは致命的です。我が家では、分からないことがあれば親子でAIに聞きます。

  • 「なんで空は青いの?」
  • 「この食べ物の栄養は?」

こういった科学的な問いをAIに投げかけ、対話しながら深掘りします。最近ではYouTubeを見ながら、子供が自分でAIを使ってLINEスタンプを作ったりもしています。 「困ったらAIと相談して解決する」 という姿勢は、将来どんな職業についても役立つ最強のスキルです。

ChatGPTなど最近の生成AIを使いこなすには、指示文(プロンプト)が大事だ!という話を耳にされたことがある方も多いと思いますが、これもトレーニング次第で向上すると思っています。

何も考えずに安直に質問をして、イマイチな解答だな。。で終わってしまう人は非常にもったいないです。これまでにもあったDeepLやGoogle翻訳などの翻訳ツールについても、言えたことだと思いますが、日本語で書いた文章をそのまま突っ込んで翻訳すると必ず変なことになります。

ある程度できる人であれば、うまい英訳をしてくれそうな曖昧な表現の少ない日本語に書き換えて翻訳する、みたいなことを自然とやっていたりします。

早い段階からどうAIに指示を出したら良い結果が返ってくるかを体感的に学びつつ、自分自身をチューニングするというのも教育の一部なのかもしれません。

③「近場の冒険」という体験投資

週末は遠くへの高級旅行ではなく、あえて「近場の再発見」を楽しんでいます。

  • 近くにあるのに行ったことのない博物館
  • 庭先でのバーベキュー
  • 100均の実験キットで科学遊び

親が「分からないことは調べる」「壊れたら直す」という 「工夫する背中」 を見せること。これこそが、お金をかけずに子供の好奇心(非認知能力)を育てる最高の教材です。

田舎者だからかもしれませんが、都会の喧騒で、人間が作った社会のルールに縛られて、資本主義の競走だけをやっていることに虚しさを感じる瞬間が増えてきたようにも思っています。

たまの休日には、何をするというわけでもなく自然の中に入っていって、本来の動物としてのヒトの感覚?本能?みたいなものに向き合う瞬間を子供と持つことも大事ではないかと思っています。

4. 教育費を捻出する「3ヶ月に1回の棚卸し」

そんな話から、最後は現実的なお金の話に戻ってしまいましたが、いくら投資したいといっても、家計が破綻しては本末転倒です。我が家では、「3ヶ月に1回の資産棚卸し」 を5〜6年続けています。

  • 全資産の可視化: 家族全員の銀行・証券口座の残高をExcelに打ち込み、推移をグラフ化します。
  • 感覚のチューニング: 「今月は使いすぎたな」「意外と貯まったな」という感覚を、数字で答え合わせします。

また、教育費は「サブスク」のようなもの。一度始めると払っている感覚が麻痺しがちです。 入学や進級のタイミングで、「これは継続、これは解約」と、子供と相談しながら見直すことが、教育費の聖域化を防ぐコツです。

まとめ:親の戦略が子供の未来を作る

教育費に「正解」はありません。しかし、「漫然と払う」のと「リターンを考えて投資する」のでは、10年後の結果は大きく変わります。

  • 稼ぐ力と幸福度をゴールにする
  • AIや英語など、将来有益そうな教育に投資する
  • 家計の棚卸しで、無理のない範囲を守る

子育て中で父親としての私の「結果発表」はまだ途中ですが、このブログではその検証結果をリアルタイムで発信していきます。